成果の出ない研修、成果の出る研修

皆さんは従業員の研修を行っていますか?

経営者の方から、なかなか研修の成果が出ないというご相談をいただくことがあります。

「リーダー層に自覚が無い」

「会社の事が他人事どまりで自分事になっていない」

「研修の場では盛り上がるのだけど、職場で続かない・・・」

皆さんの組織はいかがでしょうか。意味ある研修が出来ていますか?

私が研修をする際に意識していることが二つあります。

参考にしていただければ嬉しく思います。

➀問題に対する危機感、改善への本気さを伝えること

 研修では恐れることなく「組織が抱える痛い部分、目を背けてきた部分」に触れます。

 そうすることで、組織が本気で取り組もうとしていることが伝わり、社員の意識が変わります。

②研修中に「研修後の自分の行動」を決めてもらうこと

 研修の場だけで終わらないよう、職場に戻って自分が取る行動、行動後のイメージまで具体化してもらいます。

 社員が自己宣言することで、行動が確実になります。

研修の成果が思ったように出ていないのであれば、上記二点を振り返ってみてください。

①については「いまさら言いにくい」「反論を考えると躊躇する」という現状があると思います。

しかし、何かを変えたい、改善したいというのであれば厳しいコメントも必要です。

研修は何度も行えば成果が出る、というものではありません。

研修で取り上げたテーマについて厳しく伝え、結果を出していきましょう。

結果が出れば、それは社員の成功体験になります。

成功体験が自信となり、個人も組織も発展します。

一緒に意味のある、組織の発展を促す研修を行っていきましょう。