「ストレスマネジメント研修」では、メンタル不調に関する基本的な知識をお伝えしています。
一番よく耳にする病名は「うつ病」かと思います。
一般的なうつ病以外にも、うつ症状を伴うものが複数あります。
その一つが「産後うつ」です。
研修では、「産後うつ」の存在を知っている人が少ないことに驚きました。
ご夫婦だけでなく、多くの方に知っていただき、理解をしてもらえたらと思います。
「産後うつ」は、妊婦さんの10~15%の方に見られる病気です。
「産後うつ」と「マタニティブルー」との違いは、抑うつ状態の長さが目安となります。
2週間以上うつ症状がある場合は、産後うつの可能性が高いと考え、受診をしてください。
診断は「エジンバラ産後うつ病質問票」という簡単な質問票に答えることで評価されます。
その回答を基に、症状の持続期間や程度、家事育児機能を評価し、効果的なサポートを考えてます。
産後うつは、治療をすることで、多くの場合は改善されると言われています。
まずは、本人や周りが早めに気付いてあげることが重要です。
自分のため、大切な人のためにも、メンタル不調に関する知識や興味を増やしていただきたいと思います。