コロナ禍を経験し、在宅ワーク制度を導入する企業が増えてきました。
皆さんの組織はいかがでしょうか。
制度を増やすことは面倒でもありますが、企業にとって多くのメリットがあります。
まだ導入をされていないのであれば、以下を参考に検討されてはいかがでしょうか。
在宅を認めた場合、「在宅ワーク手当」「テレワーク手当」について考える必要があります。
在宅ワーク手当は、以下のようなものがあります。
- ◎テレワークに必要な通信費の補助
- ◎サテライトオフィスの利用料補助
- ◎水道光熱費の補助
- ◎デスク・チェア確保の補助
支払い方法にも種類があります。
- ◎月額給与に決まった金額を加算して支給
- ◎在宅勤務の準備のため一時金として支給
- ◎実費精算による支給
もっとも一般的な方法は、毎月3,000円から10,000円の金額を、毎月の給与に加算して支払うものです。
在宅ワーク制度を導入するメリットは多くあります。
- ◎多様な働き方を推奨できる
- ◎優秀な人材を確保できる
- ◎社員の満足度を上げられる
- ◎会社の経費削減になる
最も分かりやすいメリットは「経費削減」です。
通勤手当から在宅ワーク手当に切り替えます。
出社と在宅を併用する場合は、出社日数分の交通費(実費)を支払う必要はありますが、
定期代として多額の通勤手当を社員に支給しているのであれば、かなりの経費削減が期待できます。
在宅ワーク制度の導入には注意点もあります。
- ◎テレワークを利用する際のルールを決め、就業規則に盛り込む
- ◎導入前に社員に充分な説明をする(手当の課税・非課税など)
- ◎決まったルールは、社員がいつでも見られるようにしておく
(就業規則を見やすいところに配置する、書面で配る、社員が誰でもアクセスできる場所にデータを置く)
在宅勤務をする社員がいると、社員間のコミュニケーション方法が変わってきます。
コミュニケーションが減る事の無いよう、社員で話し合い「仕組み」を作っていきましょう。
新しい制度を始める際、重要なのは柔軟性です。
これまでのやり方にこだわりすぎず、問題があれば柔軟にやり方を変えましょう。
組織も、変化をしていかなければ後れを取ります。
良い社員の集まる組織にしていきたいですね。