自分次第


みなさんは

「期待」

についてどのような考えを持っていますか。

私は「他人からの期待」よりも「自分からの期待」に悩むことが多いです。

なぜなら、「他人からの期待」とは、期待の程度が正確には分からないものだからです。

例えば、相手から「期待している」というような言葉をもらっても、本心かどうか分かりません。また相手の雰囲気から感じるような期待もあり、その大きさを正確に測ることは出来ません。

それに比べて「自分からの期待」は期待の程度が正確に分かるため、期待通りの結果を出せなかった時は期待との落差に悩んでしまいます。

どうでしょうか。みなさんは自分からの期待に押しつぶされそうになっていませんか。



私は自分に期待をしすぎて押しつぶされた過去の経験から、自分に期待をするべきなのか、しないべきなのかを考えてみました。

その時の私は、自分の中で再スタートを切ろうと何事にも熱心に取り組みました。しかし努力で変わらない現実もあり、自分に期待することに恐怖心が生まれ、期待が持てなくなりました。そして同時に、努力で変えられなかった物事に対して過度な恐怖心を持つようになりました。

そして再び新たな環境に出た時には、以前とは違い自分への期待がないことで、ある程度できた自分を褒められるようになるのかもと考えていました。

しかし実際は、もっともっと努力して絶対に失敗しないようにならなければ、永遠に自分に期待を持てないと思い込み、更に辛くなってしまいました。

この経験から、自分に期待をして結果との落差が大きい場合も、自分に期待が無く、永遠に期待できるようならない気がする場合も、どちらも辛さを感じずにはいられないと気が付きました。

そして以下のように思うことにしました。

まず、期待していない時に上手くいった場合は、まずは素直に喜びます。そして自分への期待を少しずつ上げていきます。そうすれば、思うように期待に応えられない時があったとしても、落差はそこまで大きならず、何度もスタートを切る勇気が出てくると思います。

今の私は、自分が傷つかないよう、自分に大きな期待を持つことは出来ません。しかしどんどん経験を積み上げていき、いつか自分に大きな期待を持って、結果ではなくそれまでの過程も認められるようになろうと思います。

社会に出て何年経っても、様々な分野で同じような気持ちを持っている人はいないでしょうか。

そのような気持ちのみなさんで一緒に

たくさんの経験をして、自分自身を着実に認められるように頑張ってみませんか。

[Ⓐ’s blog no.11]