メンタル不調の社員にどう対応するか

メンタル不調の社員にどう対応するか。

多くの経営者の方から、メンタルに不調を抱える社員に関するご相談があります。

一番多いのは「不調者にどう対応したらいいのか分からない。」という悩みです。

不調者の症状は様々、それまでの経緯も違います。
心の病気なのか、ストレスによる一過性の不調なのか、その判断も難しいでしょう。
経営者が対応に悩むのは当然です。
しかし責任を一人で抱え込んでほしくないと思います。
外部機関を使うのも一つの方法です。

私はご相談を受けたら、不調者と直接お話しをさせていただけるようお願いをしています。
出来る限り、その方と直接会ってお話を聞いています。

話を聞く理由は二つあります。
①不調者の心の状態を把握し、その後の対応を決めるため
②二次被害を防ぐため

①については、不調者が多くを話さなくても、顔や声を見ることでその方に必要な対応が判断できます。

②は重要です。
一人の不調者が出ると、ドミノ倒しのように休職者や退職者が出てきます。
会社へのダメージはかなり大きくなります。

不調者とお話しをして組織の問題点が分かれば、必要な対応策を考え、経営者にお伝えします。
また不調者以外の社員へも心を配るようお伝えします。

私が経営者に伝えたいこと

メンタル不調者を出すことは、経営者としてつらい現実です。
しかし100%は防げないという認識も必要です。

不調者が出たら、責任を抱え込まないでください。
経営者は完璧な訳ではありません。
メンタル不調の原因は単純では無く、会社が出来ることにも限界があります。

経営者がすべき事は、止まること無く、更に休職者が続かないよう動き続けることだと思います。
私もサポートします。「これから」に向かって進みましょう。